おくるみの代用はタオルケットでOK？安全性と使い方を徹底解説！

出産準備をしていると、そんな疑問を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
実は、おくるみは専用品を使わなくても、身近な布でしっかり代用できることもあります。

この記事では、タオルケットをはじめとした代用品のメリット・デメリット、季節や状況に応じた使い分け方まで、赤ちゃんに安心して使えるおくるみ代用品の選び方をわかりやすく解説します。

タオルケットはおくるみの代用になるの？

実際に代用しているママたちの声

赤ちゃん用品は本当にたくさんあって、出産準備中のママやパパは

と感じることが多いですよね。

特に「おくるみ」は使う期間が短いとも言われていて、迷うアイテムのひとつです。

そんな中、おくるみを買わずに、タオルケットで代用しているというママたちの声が増えています。

実際に育児ブログやSNSでも、

という口コミが見られます。
特に、ふだんから家にあるタオルケットで代用すれば、わざわざ買い足さずに済むというメリットもありますね。また、

といった意見も多く、経験者ほどシンプルに考える傾向があるようです。ただし、使用感には個人差があるため、安全面や素材の違いについてはしっかり理解しておくことが大切です。

タオルケットを使う際のメリット

タオルケットをおくるみの代用品として使う一番のメリットは、コストを抑えられることです。すでに家にあるものを使えるので、余計な出費をしなくて済みます。

また、洗い替えがしやすい点も大きなポイント。
汚れてもすぐ洗濯機で洗えるため、衛生面でも安心です。

さらに、タオルケットは大きさや厚さのバリエーションが豊富なので、赤ちゃんの成長や季節に合わせて使い分けができます。

たとえば、薄手のタオルケットは夏場の冷房対策にぴったり。
一方で、冬場は少し厚手の素材を選ぶことで保温性も期待できます。

もう一つの利点は、用途の幅広さ。
おくるみ以外にも、ベビーカーのブランケットや授乳ケープ代わり、おむつ替えマットの上に敷くなど、さまざまな場面で活躍してくれます。

タオルケットを使う際のデメリットと注意点

一方で、タオルケットをおくるみの代用として使う際にはいくつかの注意点があります。

まず、おくるみ専用の製品に比べて、赤ちゃんの体にしっかりフィットしにくいことがあります。
おくるみは赤ちゃんを優しく包み込むように設計されていますが、タオルケットだとズレやすく、巻き方によっては、はだけてしまうことも。

また、素材によっては通気性が悪く、赤ちゃんが汗をかきやすくなることもあります。
特に化学繊維が含まれているものや、厚手のタオルケットは、体温調節が未熟な新生児には向かない場合があります。

さらに、大きすぎるサイズのものを使うと、窒息や巻き付きのリスクが高まります。
赤ちゃんの安全を第一に考えるなら、サイズ感と巻き方には細心の注意を払いましょう。

素材や大きさは何を選べばいい？

タオルケットをおくるみ代わりに使うなら、素材は「綿100%」のものがおすすめです。

ガーゼタイプやパイル地であれば肌触りがやさしく、通気性も良いので赤ちゃんにも安心して使えます。
逆に、ポリエステルなどの化学繊維が多く含まれるものは避けたほうが無難です。

サイズについては、新生児期であれば70cm〜90cm四方程度が使いやすいとされています。
大きすぎると巻きにくく、小さすぎると赤ちゃんの体をしっかり包めません。

また、縁が硬くてゴワゴワしているタオルケットより、柔らかくて軽いものを選ぶことがポイントです。
赤ちゃんは肌が敏感なので、できれば日本製やオーガニックコットンなど信頼できる素材を選ぶとより安心です。

おすすめのタオルケット活用法

タオルケットはただ巻くだけでなく、工夫次第でさまざまな使い方が可能です。

たとえば、赤ちゃんを抱っこするときのクッション代わりにひざの上に敷いたり、おむつ替えのときに床に直接敷いて清潔を保つために使うのも便利です。

また、外出時のベビーカー用ブランケットとしても大活躍します。
風除けや日差し対策にもなるので、1枚バッグに入れておくと安心です。

もう一つのおすすめは、授乳ケープ代わりに使うこと。
角を結んで肩にかけるだけで、即席のケープが完成します。
とくに外出先で授乳スペースがないときには重宝します。

おくるみの代用品として人気のアイテム5選

ガーゼケット

ガーゼケットは、赤ちゃんの肌にやさしい素材として定番のアイテムです。
ふんわりとしたガーゼが何重にも重ねられており、通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいのが特長です。
特に夏場や暑がりな赤ちゃんにはぴったり。

また、洗うたびに柔らかくなるため、使い込むほどに肌なじみが良くなっていく点も魅力です。軽くてコンパクトに折りたためるので、持ち運びにも便利ですし、旅行やお出かけのときにも活用できます。

サイズ展開も豊富で、赤ちゃんの月齢や使い方に合わせて選べます。
ただし、薄手のものが多いため、冬場は単体では寒く感じることがあるので注意が必要です。

モスリンコットンのブランケット

モスリンコットンは、ふんわり軽い肌触りと高い通気性で注目されている素材です。
海外ブランドのおくるみに多く使われており、おしゃれなデザインも人気の理由の一つです。

この素材の良さは、肌触りがとてもやわらかく、赤ちゃんの敏感な肌にも優しいこと。また、通気性が抜群なので、夏は涼しく、冬は重ねて使うことで一年中活躍します。

洗濯しても型崩れしにくく、乾きやすいのも忙しいママにうれしいポイントです。
価格はやや高めの傾向がありますが、長く使えるのでコスパは良いといえるでしょう。

おひなまき

「おひなまき」は、おくるみの一種ですが、巻き方に特徴があります。
まるで赤ちゃんがママのおなかの中にいたときのような姿勢になるように包むことで、安心感を与え、ぐっすり眠りやすくなると言われています。

おひなまき用の布は、伸縮性がある素材でできていて、赤ちゃんをほどよく締めつけることができます。

そのため、手足のばたつきが落ち着き、モロー反射による起きやすさを防ぐのにも役立ちます。

ただし、正しい巻き方を知らないと逆効果になってしまうこともあるため、動画や講習会などでしっかり学んでから使うことをおすすめします。

着るおくるみ（スワドル）

着るおくるみ、通称「スワドル」は、赤ちゃんを包むための“着るタイプ”の寝具です。

チャックやマジックテープで簡単に装着できるため、巻き方に自信がないママやパパでも使いやすいのが特長です。

手足をぴったりと固定することでモロー反射を抑え、夜間の寝かしつけがスムーズになると評判です。
また、脱げにくいため寝返りを打ったときのリスクも軽減できます。

季節に合わせた素材のものが販売されており、メッシュタイプやフリース素材など、赤ちゃんの体温に応じて選べるのもうれしいポイントです。

ベビーブランケット

ベビーブランケットは、おくるみとしてはもちろん、その後の成長に合わせて長く使えるアイテムです。
ひざ掛けとして、ベビーカー用として、プレイマットの上に敷くなど、使い方は無限大です。

特に、綿やガーゼ、フリース素材など赤ちゃんにやさしい生地を選ぶことで、安全性も確保できます。
デザインやカラーも豊富なので、ギフトとしても喜ばれることが多いです。

サイズはやや大きめのものが多く、おくるみとして使うには多少工夫が必要ですが、ひとつ持っておけばさまざまな場面で活躍してくれる万能アイテムです。

おくるみの基本知識と役割をおさらい

おくるみってそもそも何？その役割とは

おくるみとは、赤ちゃんを優しく包み込むための布のことです。
主に新生児期から生後3〜4か月ごろまでに使われることが多く、「赤ちゃんを安心させて、ぐっすり眠れるようにする」という大切な役割を持っています。

おなかの中にいた赤ちゃんは、狭くて温かい空間に守られていました。
生まれてすぐの赤ちゃんは、急に広くて寒い世界に出てきて、とても不安定な状態です。

そんな赤ちゃんをおくるみで優しく包むことで、まるでお母さんのおなかの中にいた頃のような安心感を与えることができるのです。

また、おくるみには「モロー反射」を防ぐ働きもあります。
モロー反射とは、赤ちゃんがビクッと両手を広げる反射のこと

これが原因で目を覚ましてしまうこともあるのですが、おくるみでしっかり包むとこの反射を軽減できます。

このように、おくるみは単なる布ではなく、赤ちゃんにとっては安心して眠るための大事なサポートアイテムなのです。

新生児期におくるみが重宝される理由

新生児期のおくるみ使用は、育児の現場でとても重宝されています。
その理由のひとつが、「寝かしつけがしやすくなること」です。

包まれていることで赤ちゃんが安心し、スムーズに眠りにつくことができるようになります。

また、赤ちゃんがよく泣くのは不安や不快を感じているからです。
おくるみで体をぎゅっと包むことで、赤ちゃんがリラックスし、無駄に泣く時間が減ることもあります。

さらに、おくるみは持ち運びにも便利。外出先での授乳時やベビーカーでの移動中、ちょっとしたブランケットとしても使えるため、多用途なアイテムとして役立ちます。

ただし、使いすぎには注意が必要です。
おくるみで常に包みっぱなしにしていると、手足を自由に動かす機会が減り、運動発達に影響する可能性も指摘されています。

使いどころとタイミングをしっかり見極めることが大切です。

おくるみの使い方と注意点

おくるみを使うときは、正しい方法で巻くことがとても大切です。
巻き方を間違えると、赤ちゃんが苦しそうに感じたり、体温が上がりすぎてしまうこともあります。以下のようなポイントに注意して使いましょう。

• 赤ちゃんの胸から下だけをしっかり包み、肩から上は出す

• 足は伸ばしすぎず、自然なM字開脚の形を保つ

• 顔に布がかからないように注意する

• 暑くなりすぎないよう、室温や服装も調整する

特に気をつけたいのが、股関節の発達です。
赤ちゃんの足を無理に伸ばして巻いてしまうと、股関節脱臼の原因になることがあります。
足を自由に動かせるスペースを確保した巻き方が重要です。

また、寝返りを始めた時期には、おくるみを卒業するタイミングです。
巻いたまま寝返りをすると、呼吸がしづらくなり、事故の原因になることがあります。

月齢だけでなく、赤ちゃんの動きを見て安全に使いましょう。

タオルケットとの違いは何？

タオルケットとおくるみは似ているようで、実は目的と作りが異なります。

おくるみは「赤ちゃんを包むこと」が目的で、柔らかさや伸縮性、通気性を重視して作られています。

一方、タオルケットは本来「寝具として体にかけるもの」ですので、厚さやサイズ、素材が必ずしも赤ちゃんに適しているとは限りません。

たとえば、タオルケットは大きくて重みがある場合が多く、赤ちゃんを包むには不向きな場合があります。
通気性が悪ければ、蒸れやすく体温が上がりすぎる心配もあります。

逆に、おくるみは赤ちゃんの体にやさしくフィットするように設計されており、肌あたりの良い素材が使われているのが特徴です。

赤ちゃんの動きに合わせて柔らかくフィットするので、安全性にも配慮されています。

おくるみはいつまで使う？

おくるみは、主に生後0〜3か月の新生児期を中心に使われます。

ただし、赤ちゃんの発達スピードは個人差があるため、「寝返りを打つようになったら卒業のサイン」と考えるのが一般的です。

寝返りが始まると、おくるみで手足を固定したまま寝ると窒息のリスクが高まるため、使用をやめる必要があります。

おくるみを卒業したあとは、「着るおくるみ」や「スリーパー」など、体を自由に動かせる寝具へ移行するのが安全です。

目安としては、生後3か月〜4か月くらいまで。
ただし、赤ちゃんによっては生後2か月で寝返りを始めることもあるので、成長の様子をよく観察しながら、安全第一で判断しましょう。

季節別に考えるおくるみ代用アイデア

春秋：気温差に対応できる素材とは

春と秋は日中と夜の気温差が大きく、赤ちゃんの体温管理がとても重要な季節です。
この時期におくるみの代用として使うタオルケットを選ぶなら、「調整しやすい中厚手の素材」が最適です。

たとえば、ガーゼ素材の3重構造や、パイル地のコットン素材などが適しています。

朝晩が冷える日は二つ折りにして厚みを出し、昼間の暖かい時間には1枚にして掛けるなど、気温に合わせて調整しやすい柔軟性がポイントです。

また、春は花粉や黄砂、秋は空気が乾燥しがちです。

こうした外部環境から赤ちゃんを守るためにも、肌を覆える布の存在は大きな意味を持ちます。素材のやさしさに加えて、ホコリが立ちにくく、洗いやすいことも大切な条件です。

さらに、室内ではエアコンを使う家庭も多いため、冷房や暖房による冷え対策としてもタオルケットが活躍します。

汗をかきやすい赤ちゃんのために、こまめに交換できるよう、2〜3枚は常備しておくと安心です。

夏：薄手ガーゼやタオル地で涼しく

夏は暑さ対策が最優先になります。赤ちゃんは大人より体温が高く、汗っかきです。
蒸れたり、体温が上がりすぎると熱中症やあせもの原因になるため、とにかく通気性が良く、吸湿性に優れた素材を選ぶことが重要です。

おくるみの代用には、6重ガーゼや2重ガーゼのブランケットが非常に人気です。
ガーゼは空気をよく通し、肌に貼りつかずサラッとした使用感が特徴。
汗をしっかり吸ってくれて、すぐ乾くため、赤ちゃんが快適に過ごせます。

タオルケットなら、薄手のコットン100%のものがおすすめ。
大判すぎず、軽量であれば赤ちゃんを優しく包めます。
通気性が悪い素材や、ポリエステルの混紡生地は蒸れの原因になりやすいため、避けましょう。

また、夏場はお昼寝中にかけるだけでも十分ですので、「巻く」より「かける」用途での使い方が中心になります。
冷房が効いた部屋では、おなかだけ軽く覆うように使えば、冷えからも守ってくれます。

外出時には、日差し避けとしてベビーカーにかけるなどの使い方も可能です。
ただし、通気性が悪い素材でベビーカーを覆うと中が高温になってしまうので、メッシュやガーゼのような風通しの良い素材を選ぶことが大切です。

冬：ふわふわ素材で保温性重視

冬は気温が下がり、赤ちゃんの体が冷えやすくなります。

特に手足の末端やおなか周りが冷えると、赤ちゃんは眠りが浅くなったり、体調を崩してしまうこともあるため、しっかり保温できる素材選びがポイントになります。

おくるみの代用品としては、フリース素材のタオルケットや、厚手の綿素材のブランケットが人気です。

フリースは軽くて暖かく、洗濯しても乾きやすいため、忙しい育児の中でも扱いやすいというメリットがあります。

ただし、厚すぎる素材は寝返りの邪魔になったり、寝汗の原因になることもあるため注意が必要です。

掛けすぎ・巻きすぎには気をつけて、赤ちゃんの様子をこまめにチェックしましょう。

また、赤ちゃんが眠っている間に布団がはだけてしまうことを防ぐため、おなかを重点的に温めるように巻くか、着るブランケット（スリーパー）と組み合わせて使用するのもおすすめです。

外出時は、ベビーカーの中で足元が冷えないように、ひざ掛けとしても使えます。
風が強い日はフード付きのアウターと併用して、顔や首が冷えないようにケアしましょう。

室内と屋外での使い分け方

おくるみやタオルケットを代用する際には、使う場所に合わせて素材や厚みを変えるのがコツです。

室内では、空調の温度が安定しているので、通気性や肌触りを重視。
逆に屋外では、急な天候の変化や風対策のために、防寒性や防風性も考慮する必要があります。

たとえば、室内では薄手のガーゼや中厚手のコットン素材を使い、赤ちゃんが寝汗をかいてもすぐに交換できるよう準備しておきます。

屋外では、持ち運びしやすいブランケットや厚手のタオルケットで、冷えをしっかり防ぎます。

特に秋冬は、ベビーカーでの移動中に風が直接当たるため、足元をすっぽり覆えるサイズ感が大切です。

クリップ付きのブランケットや、ボタンで留められるアイテムなど、機能的なものを選ぶと便利です。

また、外出先ではおむつ替えや授乳時にも使えるよう、マルチに使える素材とサイズを意識すると、1枚で何役もこなせて重宝します。

季節に合わせた安全な寝具選び

おくるみやタオルケットは、赤ちゃんの寝具として使われることも多いため、安全性にしっかり配慮した選び方が求められます。
特に、素材・サイズ・使い方の3点が重要です。

まず素材については、赤ちゃんの肌にやさしい天然素材（綿100％、オーガニックコットンなど）がベストです。
アレルギーの原因となる合成繊維はなるべく避けましょう。

次にサイズですが、大きすぎるものは窒息や絡まりのリスクがあります。
体にフィットしすぎず、かといって余りすぎないちょうどいいサイズ感を選ぶことが大切です。

そして、赤ちゃんが成長して寝返りをするようになったら、巻いて使うのは卒業して、掛け布として使うなど用途を変えるのが安全です。

季節によって「暑すぎない」「寒すぎない」ちょうどよさを保つことは、赤ちゃんの快眠につながります。

エアコンや暖房と合わせて使用し、赤ちゃんの体温や汗の量をこまめにチェックしてあげることが大切です。

赤ちゃんに安心なおくるみ・代用品の選び方とQ&A

肌にやさしい素材とは？

赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、大人の約半分ほどの厚さしかありません。
そのため、おくるみや代用品として使う布は肌に直接触れても安心できる素材を選ぶことが何より重要です。

おすすめは「綿100％」や「オーガニックコットン」。

これらの素材は吸湿性が高く、肌触りがやさしいため、赤ちゃんが長時間使ってもトラブルになりにくい特徴があります。

特にオーガニックコットンは、農薬や化学肥料を使わずに栽培された綿を使用しているため、敏感肌の赤ちゃんにも安心です。

また、ガーゼ素材も人気です。
通気性が良く、汗を素早く吸収し乾くのが早いため、汗っかきの赤ちゃんに最適。洗濯を繰り返すことでより柔らかくなっていく点も魅力です。

逆に、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、赤ちゃんの肌に刺激を与える可能性があるため注意が必要です。
静電気が発生しやすく、冬場は特に不快感を与えることもあります。

素材のタグがない場合は、手で触れてみて「ちくちくしないか」「通気性はあるか」を確認することが大切です。

購入時には、できるだけ信頼できるメーカーや、安全基準をクリアした製品を選びましょう。

おくるみの巻き方が不安なときは？

おくるみの正しい巻き方は、最初は難しく感じるかもしれませんが、コツさえ覚えれば簡単にできるようになります。
それでも不安なときは、無理せず便利な代用品を活用する方法もあります。

まず基本の巻き方ですが、「赤ちゃんの腕を体に沿わせて固定し、足にはゆとりを持たせてM字型を保つ」ことがポイントです。

巻くときは布の端を斜めに折って、赤ちゃんを包み込むようにして左右→下の順で巻きます。

それでも難しい場合は、スワドル（着るおくるみ）を使ってみるのがおすすめです。
チャックやマジックテープで簡単に着せられ、巻き方に不安がある人でも安心して使えます。

また、YouTubeなどで助産師さんや育児専門家による巻き方動画を見ながら練習すると、イメージが掴みやすくなります。

最近では、出産準備教室や産院で巻き方を教えてくれるところも増えてきています。

巻きすぎて苦しそうだったり、顔に布がかかってしまうと危険なので、「やさしく・しっかり・安全に」を心がけて巻いてください。

買い足すべき？それとも代用でOK？

おくるみを買い足すか、タオルケットなどで代用するかは、赤ちゃんの性格や家庭の状況によって違ってきます。

例えば、「抱っこでないと寝ない」「モロー反射で頻繁に目を覚ます」などの赤ちゃんには、しっかり包める専用のおくるみを使った方が、安定して眠れる可能性が高くなります。
この場合は1〜2枚、洗い替えも考えて用意しておくと安心です。

一方、よく眠る赤ちゃんや、おくるみを嫌がる子もいます。
そういった場合は、無理に専用のおくるみを買わなくても、タオルケットやガーゼケットで十分に対応できることもあります。

代用を選ぶ場合でも、安全性・通気性・サイズ感などの基本的なポイントをしっかり押さえておくことが大切です。

また、最初は代用品で試してみて、必要だと感じたら後からおくるみを購入するという選択肢もあります。

買ってもすぐに使わなくなることもあるため、「まずは試して、必要なら買い足す」という柔軟な考え方がおすすめです。

よくある質問：寝返り期の使い方

結論から言うと、赤ちゃんが自分で寝返りをするようになったら、おくるみで体を固定する使い方はNGです。

寝返りができるようになると、手足が自由に動かせないと窒息や呼吸困難のリスクが高まるため、安全のためにもすぐに使用をやめましょう。

ただし、おくるみやタオルケットを掛けるだけの使い方なら問題ありません。
おなかや足元に軽くかけて保温する、ベビーカーで風よけに使うなど、用途を変えて引き続き使うことは可能です。

このタイミングでおすすめなのが、「スリーパー」や「着るブランケット」です。
これなら寝返りをしても布が顔にかかる心配がなく、赤ちゃんも自由に動けるため、安全性が高まります。

寝返りを始める時期は生後3〜6か月が多いですが、個人差が大きいので、赤ちゃんの動きをよく観察して、使用方法を変えていくことが大切です。

専門家もすすめる代用品の選び方

育児の専門家や助産師の間でも、「おくるみにこだわりすぎず、安全性と快適性を重視した代用品の活用」をすすめる声が増えています。

特に、以下の3つのポイントに注意して選ぶことが大切だとされています。

1. 素材が安全であること（天然素材・通気性重視）

2. 赤ちゃんのサイズや発達に合っていること

3. 使用する季節や環境に適していること

また、育児は想定外の連続。状況に応じて柔軟に対応できるよう、1枚で複数の用途に使えるアイテムを選ぶと、出費も抑えられてお世話がしやすくなります。

タオルケットやガーゼケットなどは、産後すぐだけでなく成長してからも使えるため、長い目で見てコスパの良いアイテムです。

育児には正解がありません。
赤ちゃんに合った方法を探しながら、安心できるアイテムを選んでいきましょう

まとめ

おくるみは、赤ちゃんにとって安心して眠るための大切なアイテムですが、必ずしも専用品を用意しなくてはいけないわけではありません。
タオルケットやガーゼケットなど、手持ちの布製品で十分に代用が可能で、実際に多くのママたちが工夫して活用しています。

重要なのは、「安全であること」と「赤ちゃんが心地よく過ごせること」。

素材・サイズ・季節に合わせた使い方を意識すれば、専用のおくるみがなくても安心して育児ができます。

代用品を選ぶ際は、肌へのやさしさ、通気性、フィット感、巻きやすさといったポイントをおさえて選びましょう。

そして、赤ちゃんの成長に合わせて、使い方を変化させる柔軟さも大切です。

おくるみに限らず、育児においては「完璧を目指さないこと」が成功のカギ。

自分たちの生活スタイルに合った方法を見つけて、無理のない子育てを楽しんでくださいね。